どうも!海外在住ダンサーの48@48illskillです!
2020年8月12日にダンスのプロリーグ『D.LEAGUE』の発足が公表されました!
株式会社アノマリー(本社:東京都渋⾕区、代表取締役CEO:神田勘太朗)は、日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE(ディーリーグ)」 を主催する合弁会社「株式会社Dリーグ」(本社:東京都渋谷区 代表取締役CEO:平野岳史、代表取締役COO:神田勘太朗)を設立したことを発表いたします。
ダンサーが活躍する場を創り、ダンスを知ることができる場を創るべく、株式会社アノマリーもより一層ダンスを軸にエンターテインメントの可能性を突き詰め、全力で取り組んで参ります。
出典 株式会社アノマリー プレスリリース
ダンスのプロリーグは世界初の試み
今後、日本を先駆けに世界のダンス界に新たな風が吹くかもしれません
というわけで現時点で公表されている
ルールやDリーグの流れ、参加企業などをまとめてみました!
・最近よくみるけどDリーグって何?
・バトルやコンテストと何か違うの?
・ダンスのプロリーグができたらどう影響する?
1月10日の18:00より開幕戦スタート!Dリーグの観戦方法はこちらから
もくじ
D.LEAGUEとは?
D.LEAGUE(以下Dリーグ)とは簡単にいうと
プロ野球やプロサッカーのダンス版ということ!
基本的にプロダンサーという職業は事務所や組織に所属するか
フリーランスで自分で仕事を獲得して生計を立てている人がほとんど
企業がスポンサーとなりチームを持つことで
選手達はダンスの技術向上や身体のケア、パフォーマンスの準備に専念することができます
球団から高い年俸を約束されるのでそこにすべてを注ぐことが出来ますが、ダンス業界でそこまでいっている組織や個人はほぼいません。ましてやリーグの設立など本当ビッグニュースです(現状Dリーグには年俸1000万円の選手がいるとのこと)
現在公開されているチームメンバーは世界で活躍しているダンサー達も多く、
彼らがパフォーマンスに専念することで素晴らしいショーケースが期待されます
Dリーグ首脳陣のコメント
◆リーグ発足についてコメント
【株式会社Dリーグ 代表取締役CEO 平野岳史】
■東証一部上場企業 株式会社フルキャストホールディングス 取締役会長「かつてダンスと経済は無縁なものと考えられてきましたが、いまや競技人口は約600万人、市場規模は数千億円とも言われるようになってまいりました。日本のダンス界のみならず世界のダンス界をもリードしていけるような展開をD.LEAGUEは担ってまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。」
【株式会社Dリーグ チーフクリエイティブアドバイザー EXILE HIRO】
■もはや日本で知らない人はいないであろうEXILEのパフォーマー兼リーダーとして活躍して立役者「この度、日本発となるダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」を発足いたしました。 D.LEAGUEを通して、プロのダンサー、パフォーマーを目指す若者や子どもたちに沢山の夢や希望をもっていただきたいですし、 踊ることだけでなくダンスを見る事の楽しみや、多くの感動をお届けしていきたいと思っています。僕個人の役目としては、このプロジェクトが新たなエンタテインメントとしてスタンダードになることを目指して、D.LEAGUEを盛り上げていきたいと思います。」
【株式会社Dリーグ 代表取締役COO 神⽥勘太朗】
■世界最大級のダンスバトル「DANCE ALIVE HERO’S」のプロデュースやダンスメディア「Dews」の運営も手掛ける実業家でありダンサー。ダンサーとしてはカリスマカンタローとして有名「ダンスは国境、人種、そして言葉を超えた「最高で最強のコミュニケーション」だと感じる日々です。
D.LEAGUEは今までのダンスの在り方を違う角度から新しいカタチ、そして今までにない規模の取り組みで世の中にアウトプットができると確信しています。沢山の人々がダンスを楽しむことができ、ダンスにまつわるすべての底上げを願ってこのプロジェクトが始まります。ダンスで世界を変える、D.LEAGUEの本気の取り組みに、皆さまご期待ください。」
参考、引用: 株式会社アノマリー プレスリリース
現在公開されている情報
※以下、Dリーグ公式サイトを参考に執筆
ルール、チームメンバー構成
1チームのパフォーマンス時間は2:00〜2:15
現在判明しているポジションは3つ
REGULER DANCER/レギュラーダンサー
メインメンバー、シーズンを通して出演するダンサーで8名以上が必須
SP DANCER/スポットダンサー
期間限定で出演するダンサー、特別にチームに招くダンサーで候補は1人ではないとのこと
SPダンサーの登場はシーズンにつき3回まで
DIRECTOR/ディレクター
チームの監督ポジション、指導・振付・演出を務める。
ディレクター自体がレギュラーダンサー、SPダンサーとして出演する可能性あり
この3つのポジションの中から8名を選出して試合に出演するとのこと
シーズンと流れ
記念すべき第一回は2020年1月10日~6月30日の期間
REGULAR SEASON/レギュラーシーズン
全12ラウンド、1ヶ月で2ラウンド行われ
各ラウンドは8つのショーで構成される。上位4チームがチャンピオンシップへ進出
CHAMPION SHIP/チャンピオンシップ
勝ち上がった4チームのトーナメント対戦方式
準決勝を勝ち上がった2チームにより決勝が行われシーズンチャンピオンが決定
AWARD/アワード
シーズンで活躍した選手の表彰
受賞ダンサーによるパフォーマンスなどもあり
各チーム毎に12のショーが披露されるということになりますね
シーズンの流れ
①審査員+オーディエンスの総得点で各試合の順位が決定
②各ラウンド終了時の順位でポイントを獲得
(1位が10pt2位が9pt、順位が下る毎に獲得ポイントが1減る)
③全12ラウンドが終了した時点の上位4チームがチャンピオンシップに進出
採点方式
・審査員 4名(ダンサー2名、文化人2名)各20点
・オーディエンス (アプリによる集計割合換算)20点満点
の計100点満点で採点されます
審査員には採点項目があり
■ダンサー審査員の採点項目(各4点計20点満点)
スキル・・・技/動きの難易度/完成度
クリエーション・・・チーム特有の技/革新性
フォーメーション・・・ショーならではの構成力
コレオグラフ・・・振付や演出
ファッション・・・ショーとのマッチ度
■文化人審査員の採点項目(各4点計20点満点)
ビジュアル・・・衣装や構成などのインパクト
エンタメ性・・・オーディエンスを楽しませているか
表現力・・・表情やショーマンシップ
コレオグラフ・・・振付や演出
スペシャリティ・・・その文化人ごとの得意な項目
の採点項目にそって採点される模様
ダンサー審査員はダンサー目線の基準
文化人審査員はエンターテイメント基準
って感じの採点基準で一般の方にもわかりやすいですね
参加企業、チーム、ディレクター
参加企業、チーム、ディレクター一覧
■エイベックス株式会社
avex ROYALBRATS/エーベックス ロイヤルブラッツ
ディレクター /RIEHATA
■株式会社コーセー
KOSE 8ROCKS/コーセー エイトロックス
ディレクター/ISSEI
■セガサミーホールディングス株式会社
SEGA SAMMY LUX/セガサミー ルクス
ディレクター/BOBBY
■株式会社サイバーエージェント
CyberAgent Legit/サイバーエージェント レジット
ディレクター/FISHBOY
■株式会社セプテーニ・ホールディングス
SEPTENI RAPTURES/セプテーニ ラプチャーズ
ディレクター/akihic☆彡
■株式会社フルキャストホールディングス
FULLCAST RAISERZ/フルキャスト レイザーズ
ディレクター/JUN
■株式会社ベネフィット・ワン
Benefit one MONOLIZ/ベネフィット・ワン モノリス
ディレクター/HAL
■株式会社USEN-NEXT HOLDINGS
USEN-NEST I’moon/ユーセンネクスト アイ・ムーン
ディレクター/Ruu
■株式会社KADOKAWA
KADOKAWA DREAMS/カドカワドリームズ
ディレクター/KEITA
各チーム公式インスタグラム
avex ROYALBRATS
KOSE 8ROCKS
CyberAgent Legit
SEGA SAMMY LUX
SEPTENI RAPTURES
FULLCAST RAISERZ
Benefit one MONOLIZ
USEN-NEST I’moon
KADOKAWA DREAMS
この投稿をInstagramで見る
2021年1月9日 更新しました!!いよいよ開幕!!
D.LEAGUEがダンス業界に与える影響
ダンス業界に大きな追い風になるかも
2011年に中学校学習指導要領でダンスが必須化したことにより、
日本のダンス経験者は2000万人、ダンス人口は600万人もいるそうです
(⬆大手サイト調べ、個人的にはダンス人口そんないないと思うけど)
メジャーなスポーツの人口サッカー750万人、野球730万人、バスケ570万人
と比べても遜色ないほどの人気っぷり
潜在市場規模は600億〜数千億円と言われとも言われており、
企業も無視できない数字になってきています
そんなダンス業界ですがダンスで生計を立てられる人は非常に少ないです
ダンスの仕事ってインストラクター、振付、出演、バックアップダンス、アシスタント、ジャッジなど色々あるものの、
自分のダンスパフォーマンスだけで対価をもらう仕事って
自分で舞台作ってるとか世界レベルのパフォーマンスの持ち主じゃないとなかなかない
あっても総じて対価が低く設定されてます(日本は特に)
バックダンサーや振付の仕事も主役はダンサーではなくアーティストですからね
けどこのDリーグはダンサーが主役
うまく軌道にのればシンプルにダンスのプロ競技選手になるっていう新しい道もできるし、それに関連するダンスビジネスもたくさんできてくる。
Dリーグを見て自分もダンスやりたい!ってなる人も多いだろうし、
飽和状態のイベントにも人が流れたり、ダンスのケガに注目した治療、科学的な技術の向上プログラム、ダンス向けの製品などもたくさんでたりと
とにかく業界にとっては非常にプラスの面が多いんじゃないかなと思います
日本のダンスは世界レベルなのにメディアはとりあげない
ストリートダンスはアメリカの文化から来ているものですが
実は日本人で世界大会で活躍してる人はめちゃめちゃいます
(ダンサーはみんな周知の事実)
2024年のオリンピック種目に決定したブレイキン(ブレイクダンス)
なんて3年連続優勝の大会もあるし
女子に至っては9年連続優勝とかやってます
その実績があるせいかアジア圏では
日本人=ダンス上手い
みたいな目で見られることも非常に多い
でも、日本人で世界1位を獲っている人が他のスポーツとは比べ物にならないくらい
多いのにメディアで紹介されるのはほんのわずか
その背景には市場規模とかHIPHOPに対するイメージとか、メディア自体の問題、芸能人の不倫や政治家の不祥事の方が数字が取れる等色々あると思いますが
もうちょっと取りあげてくれてもいいんじゃない?ってマジで思います
他のスポーツに例えると
イチローや大谷翔平、錦織圭、吉田沙保里レベルの人が
たっくさんいるのにメディアにはでないんです
そんな中、プロリーグができることでいろんな企業からも注目を浴びるだろうし
そういうアングラな世界大会に目を向ける企業も出てくるんじゃないかなという所で
とにかく良い流れになるんじゃないかなと個人的に思います
少なくとも日本には
少年チャンプルー以上の衝撃が走る
ことを期待してます
運営はダンスに対するリスペクトがある
もちろん露出が増えることでストリートダンスやHIPHOPカルチャーに対する
世間の目が良くも悪くも変わるとは思います
(フリースタイルダンジョンをよく思わなかったラッパー、ラップ好きはいると思う)
ショーケースがメインになるので昨今の振付ブームにますます拍車がかかり、
シンプルに音楽にのって楽しむっていう所からは外れた認識が広まりそうではある
(スタジオでダンス習ってる人はクラブで踊らないみたいな風潮)
ただ、メンバーや絡んでる人を見る限り
間違った解釈を伝えるようなことはしないんじゃないかな
と思うので個人的には楽しみのほうが大きい
公式サイトを見ると分かるけどルールやチーム紹介の他に
ダンス用語集
という項目があります(Dリーグ公式サイト ダンス用語集)
発足段階の現時点でこういうものが用意されているということはダンスを全く知らない層にダンスのことを知ってもらおうという意図が見える
ビジネスだけ考えてたらこんなの絶対載せなくない?場ミリの説明いる?www
僕の世代だとプロ野球なんかはおじいちゃんがビール片手に阪神VS巨人見て、
あの投手があーだ、バッティングがどうだって言ってるイメージですが
それがダンスで起きるかもしません
みたいなw
とにかく今後の動きが楽しみなDリーグ、情報が入り次第当サイトでも扱っていくのでお楽しみにー!
ブログ更新情報は基本的にツイッターで発信しているのでフォローお願いします!
以上【徹底解説】世界初のプロダンスリーグ『D.LEAGUE/Dリーグ』とは? でしたッ!