意識高い系ダンサーの48(@48illskill)です!
禁煙して150日経ちましたー!
タイトルで書いてますが今回タバコをやめた一番の動機は『時間が欲しいから』です。
仕事や育児はもちろん、ダンスの練習時間の確保、他ジャンル開拓や動画研究、ブログ更新、SNSやTVゲーム、読書、勉強などやりたい事ややらなければならないことは盛りだくさん!
でも一日の時間は限られてるし育児中はスケジュールどおりにならないことなんて日常茶飯事。
そこで日々かなりの時間を使っているであろう禁煙を始めてみました。
辞めてみてから気づいたのですが、実はタバコって吸ってる時間だけではなく、
ニコチン中毒の症状によっていろいろな場面で時間を浪費してしまいやすくなるんです。
もし今禁煙を考えているのであれば、
健康やお金以外のこういった損失に気づいてもらえたらと思ったので、
今回は
時間とタバコにまつわる僕の考えと気づいた事を書いてきまーす!
もくじ
タバコで使ってる時間は思ってるより多い
やりたいことが多すぎて、やらなければならない事も多いからなにかを削って時間を作るしか無い!ってのが今回の動機。
今はスマホもあるしタバコを吸いながら何かをしてる人が多いと思うので時間に関しては対してかかってないと思う人が多いと思う。
けど、実はタバコに使ってる時間って意外に多くて
一本吸うのに大体3〜5分。
間を取って4分として1日に1箱(20本)吸うとなると
4分✖20本=80分
実際はこれプラス喫煙所に移動する時間も含まれるのでこれ以上の時間を消費することになる。
もちろんタバコを吸っている間に人と話す、スマホで何かする、考え事、一人の時間を作る等、何かしら吸いながらやってる事も多いので、この1本4分っていうのは全てが無駄になるわけではない。
だけど、そのタバコを吸うっていう行為そのものは意図的に作ってるものではなく、
実際は麻薬中毒者、アルコール依存者と同じでニコチン依存による中毒症状が生み出してるもの。
上記の行動は全て喫煙を伴う必要性はないし、
喫煙という本来必要のない行動を取るために使ってる時間、それとセットでついてくる行動の中にも予定していない無駄な時間が多かれ少なかれ入ってくるので、実際は吸ってる時間以上に時間を使ってしまっている。
コミュニケーションや考える事が無駄というわけではなく
喫煙衝動によって予定外の行動を”取らされている”というのが無駄という考え。
1日の中に20回も『タバコ吸う』っていう緊急の予定が入るハメになる
時間に関してもうひとつ言えるのが優先順位。
喫煙者の場合、タバコを吸ってからしばらくすると
『う〜ん、そろそろタバコ吸いたい・・・』
っていう欲求がチラついてくる。
こいつが出てくると、超緊急の用事や絶対に外せない席にいる、という場合で無い限り、かなり優先順位の上位に君臨してくる。
『よし、これを片付けよう!あっ、その前に一服』
『は〜疲れたー・・・とりあえず一服してから・・・』
などなど色んな所であらゆるタスクを押しのけてくるのがこの衝動。
それにセットで上に書いた、雑談、スマホ、考え事などが付随してくるので思っている以上に時間を使うハメになるし、そもそも『タバコを吸う』というのが主であって全てついでの行動でしかない。
そして1日にやりたい事ややらなければならない事がたくさんある状況で、
定期的に優先順位の上位に『タバコ吸う』が一日の中で20回も入ってくるとしたら
時間がなくなって出来ない事が増えるのは当然と言える。
頭の中がタバコで支配される
喫煙者は考えなければならないことがめちゃめちゃ多い。
タバコの残り本数、ストックの有無、最寄りのタバコを販売してるコンビニ、ライター、灰皿、電子タバコの充電、メンテナンス、喫煙所、喫煙可能な居酒屋の手配、相手が喫煙者か非喫煙者かetc・・・そして一日のスケジュール管理は無意識にタバコを吸うというタスクを入れながら行っている。
朝起きて一服してシャワー浴びて朝飯を食べた後一服、会社についてコーヒーを入れたら朝礼5分前に一服かまして業務開始、書類作成をしてから一服して、取引先に出向いた後に駅前の喫煙スペースで一服、ランチを食べてから近くの喫煙可能なカフェで一服をしたのち会社に戻る。
みたいな感じのスケジュールを常に喫煙所を把握しながら立ち回っている。
最近では日本でも喫煙できるスペースが少なくなっていてこれがかなり大変になっていると思うけど
タバコを吸わなければこれら全てを考えなくて良い。
そう考えたら脳にだいぶ空き容量ができるし、コレを考える時間がなくなるのでさらに時間は増える。
限られた脳のエネルギーのタバコに使うハメになる
吸ってる時間もそうだけど、禁煙することで時間が生まれるのは
タバコに関する事を考えなくてよくなる
これが大きい所だと個人的には思ってる。
諸説あるが人間は一日に9000回とか35000回とか意思決定をする生き物らしく、その決断をするのに脳はエネルギーを使う。
一般的に朝、人間が活動的なのは睡眠によって脳がリフレッシュされた状態にあってその意思決定がスムーズだからだ。
タバコに関する意思決定で喫煙者はこのうち数千回は持ってかれている思うと何か損した気分。
タバコを吸っていなければ考える必要はないし、その分他の事を、考える余裕が出てくるので良いアイデアがでてきそうな感じがする。
意識高い言い方すると脳のエネルギーというリソースを他の生産的な活動に回すことができる。
薬物依存の力は恐ろしい
タバコは合法で市販されているものなので気づいてない人も多いが、
要は薬物と一緒でニコチンという物質に依存するハメになる。
ニコチン依存症(Wikipedia)という立派な薬物依存だ。
この力は本当に強力でタバコが切れたときの喫煙者の頭の中は
『タバコをいかに入手するか』で支配される。
喫煙者は分かると思うが夜中の1時に徒歩10分のコンビニに人間を走らせるなんぞ造作もないほどのパワーを持っている。家で洗濯物をたたむ力は無いけどタバコは買いに行けちゃうのだ。
禁煙者の場合は『どうやって喫煙を自分の中で肯定するか』だ。
僕自身、禁煙から3日目以降は比較的緩やかにタバコへの衝動がなくなっていったが、先月130日を迎えてチェジュ島に3泊4日の旅行に行った時はマジでやばかった。
その時期周りで吸っている人が多かったのと、新型のアイコスという物欲(韓国だから売ってる)、休暇の開放感と海沿いでの喫煙の良さなど、
過去のタバコに対する良いイメージが総動員して襲いかかってきた。
最終的には今までの実績(数字)を見つめて自分を奮い立たせ、ノースモーキングでフィニッシュすることができたが、自分の禁煙史上に名を残すくらいの辛い戦いだった。
こうやってブログに書いてるのが良い証拠。
おそらく3泊4日のうちの12時間くらいは吸いたい、吸わないの葛藤で消耗していたんじゃないかと思う。
【タバコを吸わせようとしてくる悪魔たち】
・休暇だし良いじゃないか!
・そんなに吸いたいのに悩んでいるのは時間の無駄だ!
・アルツハイマーに効果があるという研究結果があるみたいだよ!
・あのBruno Marsも喫煙者だぞ!
・毒も喰らう栄養も喰らう。強くなりたくば喰らえ!!!
・Don’t think Just feel!!
こんな感じの悪魔の囁きを受けつつ、携帯で『喫煙 メリット』とか調べちゃう始末。
せっかくの旅行なのにこんな事に頭が支配されているなんて超もったいないと思うけど、
いざこの誘惑が始まると意思だけでは簡単には拭いきれないのだ。
旅行中なのにタバコの事を考えずにはいられない。
中学生の憧れ片思いレベルのパワーで強烈に頭の中を支配される現象が32歳に起きたのはかなり貴重な体験だったように思う。
130日も経ってるからニコチン依存の影響というか過去の喫煙習慣に対する反応だとは思うけど、いずれにしても1本吸ったらまた薬物依存が始まるかと思うとタバコは本当に恐ろしい。
まとめ
💡タバコで使っている時間は吸ってる時間だけじゃない
💡タバコを吸うという予定が1日20回も入る
💡頭の中がタバコに関する事で圧迫される
💡吸いたい欲求に支配される
元喫煙者なのでタバコの一服が至福と感じられるのもめちゃめちゃ分かります。
嗜好品なので周りに迷惑をかけず節度を持って楽しむのは全く問題ないと思うしタバコだけでなく何事も良し悪しはあります。
ただ、自分の場合はそれに振り回されることも多く、時間とタバコを天秤にかけてどうしても時間が欲しかったので今回の禁煙に踏み切りました。
禁煙を始める人は何かしら目的があると思うので、やりたい事があって時間が欲しいという人は禁煙してみるのも手だと思います。
以上、
【禁煙】タバコをやめた1番の動機は時間。時間が欲しい人はやめましょう
でした!