48の読書

ロジックだけでは通用しない【1分で話せ-世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術】

『1分で伝わらない話はどんなに時間をかけても伝わらない』

という考えのもとに、話を分かりやすくするための考え方や伝える時のコツ
孫社長も認めるプレゼンのプロが教えてくれる本。

こんな人にオススメ!

・話が長くなってしまって肝心な事が伝わらない

・プレゼンが苦手

・人に何かを伝える時のコツが知りたい

・人前で話すのが苦手で克服したい

・ロジックは完璧なのに伝わらない

著者はどんな人?

ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。 株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。1990年に日本興業銀行入行、企業金融、事業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、事業部門であるジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編などを担当した後、2011年より執行役員マーケティング本部長、2012年より同ヴァイスプレジデントとして事業全全般を統括。
かつてソフトバンクアカデミア(孫正義氏の後継者を見出し、育てる学校)に所属。

孫正義氏へプレゼンし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ。 2015年4月にヤフー株式会社に転じ、次世代リーダー育成を行う。グロービス経営大学院客員教授としてリーダーシップ科目の教壇に立つほか、多くの大手企業やスタートアップ育成プログラムでメンター、アドバイザーを務める。

 

すっごい簡単にいうと

孫社長を認めさせたプレゼンの達人で伝えることやプレゼンを仕事にしている方。

もともとは苦手な分野だったそうですが『ストーリー』の作り方を学んだことで徐々に克服していき、今ではそれを得意分野として仕事されているそうです。

本の概要

タイトル:1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

著者:伊藤羊一

出版社:SBクリエイティブ

発売日:2018年3月14日

ページ数:240ページ

この本の目次

はじめに
私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった

序章
そもそも「伝える」ために考えておくべきこと──
うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」人はあなたの話の80%は聞いていない/「1分」で話す/「右脳」と「左脳」に働きかける

第1章 STEP1
■「伝える」ための基本事項相手は誰か?どんなことに興味があるのか?
・ゴールは何か──「理解してもらう」はゴールにならない
・結局、動かしてなんぼ──「きれいに話す」のは目的じゃない

第2章 STEP2
■1分で伝える
・左脳が理解するロジックを作る
・てっぺんのないピラミッドになっていないかロジカルな1分ストーリーを考える
・考える=結論を導き出事実やデータは結論ではない
・考えるつもりで、悩んでいないか
・根拠は3つ──ピラミッドで「枠組み」を共有しよう
・意味がつながっていれば「ロジカル」──1分で誤解なく伝える
・「基本的に」は不要──いらない言葉をいかに削るか
・頑張ったことは話すな!──話が伝わらなくなる6つの余計な話 「プロセス」を話す
・気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
通じないときは、前提を揃えておく

第3章 STEP3
■相手を迷子にさせないために『スッキリ・カンタン』でいこう
・集中して聞いてもらうための『スッキリ・カンタン』
話をきてもぼーっとしてしまう時
・言葉もスライドも『スッキリ』が鉄則
グラフにするのは基本/状況を「位置」に込める/スライドは「読まずに頭に入る」ことを目指す
・カンタン・・・中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない

第4章 STEP4
■1分でその気になってもらう
・右脳を刺激してイメージを想像させよう
・正しいことをいうだけでは、人は動かない
・人はイメージすることで、感情が揺さぶられる
・イメージを描いてもらうために行う2つのこと
・ピラミッドは、3段で作ろう──結論➡根拠➡たとえば の3段ピラミッド
・想像してみてください──聞き手に、イメージの中に入り込んできてもらうために

第5章 STEP5
■1分で動いてもらう
・超一言で包み込む
・『ライブでダイブ』──プレゼンもアーティストと同じ
聞いている人の中に入っていく/人前で話す時の4つのポイント
・『リトルホンダ』を作る──いかに「相手の立場」に立って話すか
「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキルでもある
・根回しだって、アフターフォローだって必要ならばやろう

第6章 STEP6
■「伝え方」のパターンを知っておこう
結論ではさむSDS/新しい取り組みを説明する時のPCSF
・伝えたい言葉はあるか
・動かしてなんぼ

第7章
■実践編
・【会議】とっさに意見を求められて真っ白になる
・【プレゼン】自分の話を聞いてくれているような気がしない
・【上司への提案】プレゼンではなく、『対話』を意識しよう
・【取引先との商談】提案よりも「問題解決」で信頼を作る
・【ファシリテーション】広げて絞る流れを意識しよう

良かった所紹介

話が長くなる理由

たくさん話したくなるのは、調べたこと、考えたことを全部伝えたい!『頑張った!』と思ってほしいという話し手のエゴです。引用

ぼくはぶっ刺さりましたね。
雑談や趣味の日記とかならいいんですが、プレゼンはもちろん情報発信をしている人も気をつけたいところです。

人に何か伝えたりする時の準備って結構時間がかかるので、その労力で得たものすべてを相手に伝えたくなる。

でもいきなりたくさんの情報を投げられても困惑する事がほとんどなので、要点をシンプルにビシッ!っと伝えられる方がスマート。

超シンプルな型

『これが結論です』『理由はAでBでCだからです』『わかった、了解』これだけです。

もはや美しさすら感じるほどにシンプルな全集中プレゼンの呼吸壱之型。

何かを伝える時はこの型をベースに考えていくことで右往左往しなくて済む。

必殺の超一言

「で、これは、きっちりくるから『キチリクルン』というモデルです」と言いました。
この言葉を孫社長は覚えていて、私の後、15人ほどプレゼンしたのですが、全員のプレゼンが終了した後、「君のキチリクルン、いいねぇ〜」と、キチリクルンというワードとともに声をかけてくれました。

キャッチコピーのような一言ってすごい重要で、その一言があるから内容を記憶しているという話。

たった一言なのに記憶のトリガーになっている。

これ読んだ時に浮かんだのがテレビのコマーシャル。

『ブルーレット、置くだけ』
『タンスにゴン』
『10秒チャージ2時間キープ』

CMもいってしまえば超短時間プレゼン。一見バカみたいですがどんなものか容易に思い出せるのでめっちゃ効果的ですよね。

読み終わって思ったこと

普段のダンスレッスンやブログ、Youtubeをやっていて、人に何かを伝えるのって結構難しいなと感じることが多い。
上にも書いたけど結構色々調べたりとかもするから
いざ発信する時に

我が蓄えし全知識をとくと喰らえ!

というエゴ全開なコンテンツになってたりするんだよね。

でも、情報が多いとどうしても時間かかってしまう。

今回これを読んで基本の方を知ったことで、準備段階での指針ができてちょっと気持ちが楽にはなってる。

感謝!

この本を読んで実践したい事

①結論を先に、根拠3つで左脳を固めてたとえ話で右脳を刺激する、という形でコンテンツや話の流れを作ってみる。

②考える時は良し悪しは後でとにかく結論を出すことを癖づける

③俯瞰(第三者目線)で物事をみる

まとめ

話は1分で伝えられる。

人に何かを伝えるというのは日々の生活や仕事でも必ず必要なこと。

ただ伝えるだけだと本来の目的が果たせないこともあるし、自分が正しい事を言っていても相手がその気にならない・・・ってのはよくあります。
そうならないためのストーリーやイメージの付け方とかも参考になるので、興味ある方はぜひ手にとってみてください!

こんな人にオススメ!

・話が長くなってしまって肝心な事が伝わらない

・プレゼンが苦手

・人に何かを伝える時のコツが知りたい

・人前で話すのが苦手で克服したい

・ロジックは完璧なのに伝わらない

以上、【一分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術】でした!

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バンコク在住ストリートダンス講師で2児の父。Bboy歴17年子どもの指導歴10年。英語はWhat's up、中国語はニーハオ、タイ語はコップンカーなレベル。