アンパンマンと父とマインドコントロール

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最近娘のアンパンマンに対する欲求がすごい。
人には三大欲求というものがあるという話だがうちの娘の場合、食欲、睡眠欲、アンパンマン、この3つだと断言できる。
1歳児の三大欲求とアンパンマンの関連性について近々学会で発表があるのではないかとそわそわしながら日々父親をしております48です。

 

現在娘は1歳8ヶ月。
まだアンパンマンと呼ぶことができない彼女はアンパンマンを『アンパン』と呼んでおり、昼夜問わずテレビにアンパンマンを写せこのハゲ的な内容の指示をボディランゲージを交えて私にとばしてきます。

 

テレビを指差して『アンパン!』

 

これが合図。量も尋常ではない。

 

 

朝起きたらアンパン、ご飯を食べたらアンパン、オムツを変えてアンパン、昼寝後にアンパン、お風呂上がりにアンパン、アンパンが終わったらアンパン、夜寝る直前までアンパン、夜中に起きてもアンパン。

 

もちろん断れば即発狂であり私に選択肢は用意されていない。

 

つまり、娘が起きている時間のほとんどはアンパンマンがついてるという生活がここ最近続いてる。

 

始めは特に問題が無かったのだが二週間ほどたったある日、ふと私の脳内がアンパンマンの事しか考えてないことに気づく。

ジャムおじさんの科学力は異常じゃないか?
バタコとジャムの関係は何なんだ?
チーズが初期に比べ二足歩行で歩く回数がどんどん増えているがどういことだ?
赤ちゃんマンは男なのになんであの服なんだ?
クリームパンダの顔はパンダなのかパンなのか?
チーズは犬なのに運転しているじゃないか!?
などなど、アンパンマンという幼児向け映像作品に対する考察が止まらない。

もちろん流れている間ずっと見ているわけではない。

が、

それがマインドコントロールのように潜在意識から私の顕在意識を蝕み、それまで単純に子供向けとして見ていたアンパンマンに対する私の中の潜在的な興味、これがどこかのタイミングでブレイクアウト、いまや頭の中はアンパンマンで一色になりつつあり、1児の父親としても1人の男としてもかなり危険な状態にあると自覚している。

ここまでアンパンマンをインプットをした状態でアウトプットしないのは体に毒、というかアンパンマンをアウトプットだのインプットだの言ってる時点でかなり重病なのをお察し頂きたい。

 

 

 

そして言わせてほしい。

 

 

 

 

アンパンマンのリトミック遊びというDVDがやばい。

 

 

 

内容的にはアンパンマン御一行がリズムランドというアミューズメント施設を訪れ、各ステージにいるトビラさんという巨大な扉とリズム遊びをしながら進んでいくストーリー。
リズム遊びが随所ではいっており見ている子供達も一緒に遊んで楽しめるというDVDなんだが、
もうおそらく30回以上は見ている。

30回という数字は大好きな映画やダンサーの動画でも中々超えられるような数字ではなく、もはや私のアンパンマンのリトミック遊びにおける知識は世の一般的な30代のそれとは比べ物にならない領域に達しているといえるだろう。

 

この領域に達すると無論アンパンマンなどは目にも入らず、他のキャラクターが気になってしょうがない。
まず、クリームパンダ。

 

 

クリームパンダは入場時には一行にはおらず、リズムランドを少し進んだ所へいきなり僕もまぜて!と空から乱入してくる破天荒なクリームパンなのだが、その後のリズム遊びで私は絶句した。

 

リズム遊びの内容は音楽がかかっている中で特定の楽器の音が聞こえたら担当がポーズをする、つまりトライアングルが聞こえたらトライアングル担当がポーズ、他者はそれを真似するというゲームなのだが、あろうことかトビラさんが出した一発目の楽器はチューブラベルである。

 

 

皆さんはチューブラベルをご存知だろうか。

 

 

中学、高校とそれなりに音楽の時間や音楽系の部活へ遊びに行ったりもして楽器に対する知識は人並みだと思っていたがこの楽器は正直言って微塵も知らない。

そこを音を聞くなり『チューブラベルだ!!』と即答するクリームパンが1人。

 

・・・クリームパンダ、その人である。

 

その間約2秒。

 

トライアングルを筆頭にメジャーな楽器があとに続いているにも関わらず彼は先陣を切って一般正解回答率30%レベルの難問も2秒で回答、しかもこの後彼は帰ってしまう。

 

 

 

なぜか?

 

 

 

 

 

『ジャムおじさんのお手伝いがあるんだ』

 

 

 

 

 

 

Oh My God

やんごとなき神童である。

 

 

それまで悪役に対するただの噛ませ犬的なポジションだと思っていたクリームパンダに全力で謝罪したい。本当にすいませんでした。

 

他にも電子音のみで何の動物か判断させられる超高難易度のリズム遊びやブタくんが笑顔でロースハムの動きをやらされるシュールな場面なども色々あるのだがこの作品でもっとも我々が考えさせられるのは各ステージで登場する『トビラさん』だろう。

 

トビラさんは巨大な扉の形をしておりモーツァルト風の髪型に各ステージごとにバリエーション豊かな脱色を施している生き物と扉の中間のような存在である。

 

このトビラさんがどこから来たのかとか何を食っているのかとかそういう事を考え始めたらもう人として人生を歩む事は出来ない予感がするのでそれはしないでおこう。

そんな不思議な存在である彼らにも感情らしきものがあるようで各ステージで微妙に表情が違う。

 

寝てる→分かる

 

 

 

微笑む→分かる

 

 

 

ムスっとしている→まぁ、分かる

 

 

 

 

泣いている→え!?

 

 

 

 

そう、泣いているのである。
このトビラさん泣いてるよ?という子供達の問いかけに対し、リズム遊びをすれば元気になるよとマニュアル人間のような回答をするアンパンマン。

推定50歳くらいの男性だろうと思われるこのトビラさんが泣いている。
一般的に考えて50代の男性が人前で、しかも業務中に涙を流すということは彼の人生の中で考えてもトップ3に入るくらいの何かが起きているであろうことは容易に想像できるだろう。

 

そんな想いも虚しく早々に突破されるトビラさん、一体彼に何があったのだろうか?
はたしてリズムランドの続編はあるのだろうか?

今年のハロウィンは食パンマンとフリーザのどちらにしようか?

 

 

そんな事をここ最近ずっと考えていたらいつの間にか世間はもう連休ですね。

皆さん良い国慶節を。

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